手慰めの手慰め

えっちです

第一話 ロストマーチ対マッシルガン


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やや「こんなん覚えられるかハゲ!ゲーフリ燃やしたいわほんまゴミか?」(覚えてる)

 

彼の名はやや、この世のすべてにややケチをつけ他人を貶す事を得意としている。いわゆる社会のダニだ。

 

やや「だいたい最近ボケナスカードの人気高すぎやねんハゲるわ、ボケカブスもその囲いもガチで気色悪いしはよコンテンツから出ていけゴミ。てかそもそも原作アイツらやったことないやろしねやゴミ。まあ大会で踏み台にするんですけどねw」

 

どうやら彼は近所のカードジャップ、チョロカイダーに行き、そこの大会のエントリーシートに名前を書いて開始を待っているようだ。

 

やや「ボケカの囲われに可愛いやつおらんのなんなん、オタクは可愛くて強い女よりブスで弱い女の方が好きなんか?頭おかしいわほんまハゲるでほんま死」

 

 

店員「ただいまよりボケナスカードジムバトルを開始します。名前を呼ぶので席についてください。」

 

 

やや「おっと、俺の名前が呼ばれたら動けるように片付けとくか」

 

店員「…さんは右テーブルで姫囲 囲割さんと対戦お願いします。ややさんは人数の関係上シード枠とさせていただきます、ご了承ください。」

 

やや「は?俺シードかよなんなん。まあいいけど」 

 

 

囲いA「はくぎんのかぜでベンチダメージをハネッ」

 

囲割「ハネッコちゃんかわいいですよねー、ほんと私好きなんですよー」

 

囲いA「マーシャドーに30で」

 

 

やや「あのボケカブスデッキ甘えてる上に囲いにハネッコ気絶させられないようにあんなこと言うとかクソゴミやんけ、当たったらボコボコにしたろ。どうせ囲いAが倒してくれるやろうけど」

 

 

囲割「ロストマーチ!いっけぇ!ワタッコちゃん❤」

 

囲いA「うわぁ!負けたぁ!姫囲さんやっぱ強いなぁw」

 

 

やや「は?なにあいつなに姫にわざと負けてんの?ガイジがなにかか?まあブスは誰かが成敗するから俺とは当たらんし別にいいけど」

 

 

店員「只今より2回戦を始めさせていただきます。左側のテーブルでややさんと姫囲 囲割さん対戦よろしくお願いします、真ん中のテーブルで…」

 

 

やや「しにたい」

 

姫囲「どうしたんですかぁ?なんだか元気なさそうですけど大丈夫ですかぁ?」

 

やや「大丈夫ですね…よろしくお願いします…」

 

ややは死にかけていた。

彼の姫とその囲いを嫌うセンサーが壊れかけるほどに高濃度な囲い成分とキモさを振りまかれ衰弱死寸前の状態である。

 

姫囲「それならこちらもお願いしますっ!」

 

やや「はい…」

 

姫囲「デッキカットお願いしまぁす」

 

やや「カットお願いします」

 

(カットと手札裏向き7枚用意)

 

姫囲「じゃんけん行きますよぉ〜?ひ〜めひめじゃ〜んけんじゃ〜んけんぽんっ❤」

 

やや「✌」

 

姫囲「👊」

 

姫囲「私の勝ちですっ!やったぁ!」

 

やや「… 」

 

姫囲「先行もらいますっ!」

 

姫囲「私アローラロコンちゃんとか好きなんですよぉ」

 

やや「そうですか」

 

姫囲「ワタッコちゃんも可愛くて好きなんですぅ」

 

やや「そうですか」

 

姫囲「ややさん?って好きなポケモンいるんですか?」

 

やや「マッシブーン

 

姫囲「え…?」

 

やや「マッシブーン

 

姫囲「」

 

 

店員「それでは対戦を開始してください」

 

 

姫囲「…お願いしまりんっ!」

 

やや「お願いします。」

 

姫囲「ドロー!ベンチにハネッコちゃん!ネイティにダブル無色エネルギーをつけて終わりです!」

 

やや「ターンもらいます、ドロー」

 

やや

「ベンチにマッシブーンGXを出します。

ポケモン入れ替えでバトル場のアローラロコンマッシブーンGXを入れ替えます。

手札からカプテテフGXをベンチに出して特性のワンダータッチでルチアを持ってきます。

そのままルチア使ってビーストエネルギーとディアンシー持ってきます。」

 

姫囲「ハネッコちゃんかわいいですよね…?」

 

やや「いえ、別に」

 

姫囲「私好きなんですよぉ」

 

やや「そうですか」

 

姫囲「HP30のやつのほうがイラストかわいいんで使ってますぅ」

 

やや「そうですか」

 

姫囲「かわいくないですかぁ?」

 

やや「マッシブーンGXの

 

姫囲「きゃー!GX技なんて耐えられないよぉ><」

 

やや「ジェットパンチでベンチのダメージを」

 

姫囲「GX技強かったぁ…」

 

やや「ハネッコに」

 

やや「対戦ありがとうございました。」

 

姫囲(なんなんあのオタク調子のんな雑魚が童貞のくせにキモいわしね)

 

やや「報告に来ました。」

 

店員「はい」

 

やや「対戦終わりました。ややの勝ちです」

 

店員「ややさんの優勝ですね」

 

やや「…は?」

 

店員「みなさんデッキが61枚だったって自己申告してきてあなたがた以外対戦できる人居なかったんですよね、変な人たちでしたね。どうぞ」

 

やや「プロモパックありがとうございます」

 

 

やや(剥き剥き〜剥き剥き〜♪マッシブーンはムキムキ〜♪)

 

囲いA「ちょっといいですか?」

 

やや「はい、フリーの対戦ですか?」

 

囲いA「女の子を後攻ワンキルとか恥ずかしくないんですか?」

 

やや「全然」

 

囲いA「男としてなになないんですか?」

 

やや「そこになければないですね」

 

囲いA「良心とかないんですか?」

 

やや「そこになければないですね」

 

囲いA(ソクサリー

 

やや「なんやあいつ」

 

 

やや「さっさと帰るか、オタク共くさやの香りするし」

 

ココア「いてっ!」

 

トラック運転手「車が止まんねぇ!助けてくれ!」

 

声を出すより先にややの体は動き始めた。

 

ココア「きゃーっ!」

 

やや「ブゥゥゥゥゥゥゥン
あっ危ないココア! もう少しで轢かれそうだ!
ドゥォン」

 

ココア「…あれ?」

 

そこには血まみれのややが立っていた。

 

ココア「なんで…どうして…私のために…」

 

やや「オアッ…グッ…ウゥ……やべぇ…めちゃくちゃ血が出てる…!
…あ…ココア…無事だったか…よかった…無事なのか…
…俺は今から死ぬけど…お前は生きてくれ…
いつまでも愛してるよ…ココア」

 

ココア「なんか急に来た人ー!生きてー!」

 

やや「いつまでも愛してるよ…ココア…」

 

 

それからまもなくややは死んだ。

トラック事故のせいではなく魔剤の過剰摂取による心臓の異常によってだ。

彼の死によってココアは彼に抱いていた愛を永遠に胸の奥にしまって生きることになるだろう。

 

続かない

 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

編集虎貴

どうもゆゆです。

 

くっそおもんねぇわこれ死ぬか